間違えた。これは、新版(続編)だった。
岡田斗司夫さんの動画でベタ褒めだったので張りきって購入したら、新版の『いくつになっても「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』であった。ベタ褒めだったのは初版の「ずっとやりたたったことをやりなさい。」だったのに。
でも動画を観返すと、
「新版」を先に読んで、「初版」へ戻った方がわかりやすいよ!
と言ってくれたので少し安心。まずは こっちから読んで、気が向いたら初版を読むとする。
オススメ補助動画
かなり有名なシリーズらしく、解説記事や動画がたくさんあった。観た中でも良かったやつを書き残しておく。
岡田斗司夫ゼミ#362
岡田斗司夫ゼミ#362
38:51『ずっとやりたかったことをやりなさい』
予習に最適。岡田斗司夫さんが、すごく楽しそうに説明してくれる。この本をひとことに要約すると、「やり直すのに遅すぎるって事ないわ!」になるそうだ。「新版」と「初版」の違いも簡潔に説明してくれた。
岡田さんの話だけで良いくらいだけど、こんなに楽しそうにされると、自分でも読んでみたくなる。
自己啓発本には、
- エッセイ本タイプ(短い単元)
- ワークショップ本タイプ(具体的)
の2種類があって、この本は➋のワークショップタイプだ。
中田敦彦のYouTube大学
途中、読んでて あまり気乗りがせず、はっきり言えばあまり面白く感じなかった。でも、読んでる本を途中で止めるのはあまり好きじゃない。なんとか気分を盛り上げたいと思っていたところにオススメ動画へ出てきたのがこれだ。
中田敦彦のYouTube大学
ずっとやりたかったことをやりなさい①
願望を見つけ出すためのルーティン作業
①13:14~
っていう切り口はおもしろい。岡田さんとはまた違った捉え方だ。読む人により切り口が違ってて実に面白い。
中田敦彦のYouTube大学
ずっとやりたかったことをやりなさい②
この本とは関係ないが、ミュージシャンは同じ曲を何度も聴いてもらえる。むしろ喜んでもらえるのに、お笑いは同じネタをやると不満を持たれるって見解も おもしろい。(②16:04)
log・考察
初版の「ずっとやりたたったことをやりなさい」はアーティスト向けの実用書で、この続編は『引退してヒマになった年寄り向け』ってことだろう。初版の説明から入るため、イントロダクション(前書き、手引き)が長い。
ここを抜けると やっと目次になり、12週(12章)の表題は全て「もう一度」の文字から始まる。むかしの元気を取り戻そうって雰囲気づくりのようだ。素直に読んでいこう。
4つのツール
やれてる気がする。細かくは違うけど、自分でも日常的にやっていることばかり。ボクだけじゃなくみんなやってるんじゃなかろうか。
子供が小さい頃も、たまにこっそり一人で映画観に行ったりしてた。別に悪いことではないが、ちょっぴり後ろめたくもあった。
モーニングページくらいか。初耳となるのは。
【モーニングページ】
要は、自分の心を覗き込んで、無意識下の想いまで言語化しろってことだろう。
アイデアを出すことへのアドバイスとして「とにかく書き出す」というのは良く聞く手法だし、効果があるのも「我が身」をもって知っている。
朝一だとか、A4のノート3ページ分ってのが自分には斬新だった。むかし読んだ「言葉にできるは武器になる」って本にも似たような手法があった。世によく言われる「とにかく書き出す」という手法は、「ずっとやりたたったことをやりなさい」に端を発しているのかもしれない。
【アーティスト・デート】
メモワールからのアーティストデート、兼ソロ・ウォーキングとして、以前から毎週やってるのかもしれない。
思い立って行ってみるような行動は、いつも良くやっている。嫁さんも子供もいるのに、一人であちこち彷徨ってる。あまりいい父親じゃないってこと?いやいや、嫁さんが寛容なんだろう。
とにかく、みんなコッソリやってると思う。
ソロ・ウォーキング
エクササイズとして「携帯電話を持たずに絶対に一人で歩く」とある。
自論だが、これは、かかってくる電話に気を取られずにという意味だと思う。音楽や教材を聴きながら歩いてはいけないという意味ではない。
歩いてて「ひらめき」が起こるなら、景色からであろうが、耳から入ってくる内容であろうが何でもいいのだ。逆に耳に入る情報から連想が始まる事も多い。
これも持論だが、「車の運転」で ソロ・ウォーキングと同じ効果を得ることできると思う。自分にとっては昔から、車の運転の時がソロ・ウォーキングになってる。色んな気付きやひらめきは運転中が多い。
メモワール
このメモワールというのは、自分の場合 いつも心の中で勝手に起こる。正直、恥ずかしくて、後悔して、相手に謝りたいけど今さら蒸し返す方がよっぽど変、といったような「失敗の思い出」ばかりを思い出すから嫌いだ。
私たちは内的にはいつも同じ年齢である
P46
との記述があった。
子どもの時から、頭の中に流れる「性格的思考」にあまり変化はないと感じている。手段や態度の選択は賢くなったが、生じる動機や感情は子どものころのまま。
覚え書き
正直、この本めんどくさい。たぶんまだ「その年齢」に達していないからだろう。未来の自分のために、現状の感想をいくつか残しておく。
ボランティア
ボランティアでは、長い間の経験によって磨かれたスキルが生きることがある
ボランティアに限った話じゃないだろうけど、未経験の仕事には大いに興味がある。若いころ憧れていた仕事がしてみたい。ボランティアでもいいから潜り込んでみたいものだ。でも、あくまで自分の為。世のため人のためなんておこがましい。
好きなものリスト
25の好きなものリストをつくろう!
良さげな提案。列挙すること自体が難しそうだが、やってみたら面白そうだし、弱った時にも効きそうだ。
手足を動かす
アートは理論だけではなく、実際に手足を動かすことで成し遂げられる。
これは確かにその通り。
まずはやってみる。
些細なこと
些細なことに誠実でありなさい。なぜなら、あなたの強さが横たわっているのは、些細なことの中なのですから
いい言葉。
自分も昔からこう思ってる。完全同意。
愛の形
子供たちを、愛するのと同じくらい気を使ったのは「経済的に破綻しないようにすること」だろう。今になって「もっと子供たちへの愛をはっきり表現すればよかった」と後悔している人もいるかもしれないが、食卓に並ぶ料理よりも はっきりした愛があるだろうか?
今まで表層意識に言語化できていなかった思いをはっきり言ってくれた。
自分の行動は決して間違っていたわけではない。行動にムラはあったと思うが。
行動
行動以上に素早く不安を減少させるものはない
これも確かにその通り。真理だ。
他人のアドバイス
外部から与えられるアドバイスは、たとえそれが同じアドバイスであっても、力強さに欠ける
最後は自分だけ。引いてはこの本の言葉も...
所感
この本は、定年したけど「やることが無くて困っている人」に向けられた本だった。少なくとも自分にはそう思えた。具体的かつ細かいワークで指導してあり、非常にわかりやすくて、きっと効果もあるのだろう。
でも今の自分には「やりたいこと」を探している暇はない。たくさんあるので時間はいくらあっても足りないくらいだ。よって、この本は「今の自分」には不要。何かに行き詰まった時には、良いかもしれないけれど。
このページは、年老いた時のために残しておこう。その時どう思うかが楽しみだ。
(初版)ずっとやりたかったことをやりなさい。
あのマーティン・スコセッシ監督もハマったらしい。10年以上売れ続けているロングセラー!やはり、こっちから読むべきだったか。